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七草がゆ


1月6日は二十四節気の第23・小寒にあたり、寒の入りといわれる最も寒い時期の始まりです。
そして、1月7日は、「人日」という五節句の最初のひとつ。 五節句とは、(1月7日・七草の節句)、(3月3日・桃の節句)、(5月5日・菖蒲の節句)、(7月7日・笹の節句)(9月9日・菊の節句)の5つの式日のことです。

古来中国では、正月の1日を鶏の日、2日を狗(犬)の日、3日を猪(豚)の日、4日を羊の日、5日を牛の日、6日を馬の日とし、それぞれの日にはその動物 を殺さないようにしていました。そして、7日目を人の日(人日)とし、犯罪者に対する刑罰は行わないことにして、この日には7種類の野菜(七草)を入れた 羹(あつもの)を食べる習慣があって、これが日本に伝わり、七種粥となったといわれています。

七草粥で体をリセット

こうして始まった七草粥ですが、1月7日の朝食に七草粥を食べてみませんか? 年末年始の御馳走やお酒で疲れた胃腸を休めて、体をリセットする良い機会です。 朝から土鍋で炊ければ理想的ですが、寒くて早起きが苦手な方やお忙しい方に、前日から仕込んで時間通りに炊きあがる・炊飯器で作るお粥も手軽で便利ですので、御紹介します。

材料

  1. 七草:セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ

作り方

  1. 前夜、お米は洗って分量通りの水を入れる(おかゆ用)
  2. 塩をひとつまみ入れる
  3. 時間をセットする(お粥モード)
  4. 七草はさっと湯通しして細かく刻んでおく。
  5. 朝、お粥ができたら刻んだ七草を混ぜて、好みで塩などを加えて食べる。

Point!


朝から土鍋で炊ければ理想的ですが、寒くて早起きが苦手な方やお忙しい方に、前日から仕込んで時間通りに炊きあがる・炊飯器で作るお粥も手軽で便利