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里芋のぎんなん入りあんかけ(2人分)


11月22日は小雪。
わずかながら雪が降り始める頃とされていますが、酷暑だった今年は思いのほか冬の訪れが早く、各地から初雪の便りが届いています。

そんな初冬におすすめの美味しい食材は、黄金に色づく街路樹からのプレゼント・銀杏(ぎんなん)です。

銀杏には、ビタミンA・C、カルシウム・リン・鉄・カリウムなどが豊富で、有効成分にはレシチン・アスパラギン酸・ギンコライドなどがあり、滋養強壮効果が期待できます。

ギンコライドは、イチョウの葉に特有の成分で、血行促進や抗血栓作用などにより、脳を活性化させる働きがあります。ギンコライドを多く含んでいるのはイチョウの葉ですが、銀杏にも含まれています。

また銀杏は、咳・喘息の改善に効果があるといわれますが、これは銀杏に含まれている微量の青酸配糖体が咳を鎮め、肺を潤すからと考えられます。ただし、銀杏にはアルカロイドが含まれるため、一度にたくさん食べると、嘔吐、消化不良、呼吸困難などの中毒症状をおこす可能性があるので注意しましょう。

今回は、サトイモと組み合わせて見た目もかわいく、漢方の生薬でもある葛を使ってとろみをつけ、心身ともに温まるホッコリメニューをご紹介しましょう。

材料(2人分)

里芋のぎんなん入りあんかけ 140kcal

  1. 里芋       150g
  2. ぎんなん     20g
  3. もみじ麩(生麩) 50g
  4. みつば      5g

 

☆(A)☆

  1. しょうゆ   4cc
  2. だし    適宜

 

☆あん 調味料(B)☆

  1. しょうゆ   4cc
  2. みりん    2cc
  3. だし         適宜
  4. 葛粉(または片栗粉 ) 適宜

作り方

  1. 里芋は食べやすい大きさに切って茹でる
  2. (1)の里芋を(A)で煮て下味をつける
  3. ぎんなんは茹でておく
  4. (B)の調味料でもみじ麩を軽く煮て取り出す
    水溶き葛粉でとろみを付けてあんを作る
  5. (2)にあんをかけてぎんなん、もみじ麩、みつばを盛り付ける