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イカのミルク炒め(2人分)


9月7日は白露。

大気が冷えて露ができ始める頃とされ、厳しい残暑のなかでも朝夕は涼しくなる実りの季節ですが、健康面では「秋バテ」が心配な時期でもあります。

秋バテとは、夏の間、冷たい飲食物や冷房で内側からも外側からも体を冷やすことにより、盛夏の暑さは乗り越えられたけれど、過ごし易くなるはずの秋口になって、倦怠感や食欲不振、風邪を引きやすくなるといった不調が起こるものです。胃腸が弱く虚弱な人が陥りやすく初夏から始まる夏バテと違って、秋バテは比較的体力があって丈夫な人が秋口に罹りやすいというのが特徴です。

秋バテの予防には夏場に冷やしすぎないことは言うまでもありませんが、既に秋バテになってしまった場合の対策は、消化が良く温かいもので胃腸を労わり、入浴などで体を温めてリラックスすること。

そんな仲秋にお勧めの美味しい食材は、低脂肪で良質のたんぱく質を含み、新陳代謝を促すタウリン・ナイアシン・亜鉛が豊富なイカ。

イカは日本近海だけでも130種類以上もあるそうで、噛みごたえがあって満足感が得やすいことからも肥満対策に最適な食材ですが、今回は子供たちにも大好評のイカのミルク炒めをご紹介しましょう。

ちなみに、9月19日は「十五夜」とも呼ばれる中秋(旧暦8月15日)の名月ですが、今年は満月にあたります。美味しい夕食を食べた後は、お月見も良いですね。

材料(2人分)

イカのミルク炒め   174kcal

  1. モンゴウイカ  160g
  2. きゅうり  50g
  3. ギンナン  20g
  4. 長ネギ  30g
  5. しょうが  10g
  6. 塩  0.5g
  7. 紹興酒  小さじ1/2
  8. 卵白  1/4個分
  9. サラダ油  小さじ1
  10. 片栗粉・水  適宜

 

☆調味料(A)☆

  1. エバミルク  30cc
  2. スープ  30cc
  3. 紹興酒  小さじ1
  4. 砂糖  2g
  5. 塩  1.0g
  6. こしょう  少々

作り方

■下ごしらえ

胡瓜の皮をむいて縦半分に切り
斜めに細かく切り込みを入れながら3cmに切る
長ネギは1cmの斜め切り、生姜は薄切りにする
いかは外側に斜め格子に切り目を入れる
裏返して一口大に切り水気をふき取る

 

  1. ボールにイカを入れ塩・こしょう・紹興酒をふる
    卵白を加えよく混ぜ合わせる
    片栗粉とサラダ油を加えてからめる
  2. 中華鍋に油を熱しギンナンに火を通し取り出す
  3. 中華鍋にイカ・きゅうりを入れ火を通す
  4. 3を取り出し長ネギ・しょうがを炒める
  5. 香りが出たら(A)を加えて混ぜ合わせる
  6. イカ・きゅうり・ぎんなんを入れ煮立ちしたら片栗粉を同量の水で溶いて加える