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焼肉の自家製たれ(梨入り)


9月も半ばを過ぎて9月20日は彼岸の入り、そして9月23日は秋分の日です。

秋分の日と春分の日を中日として、前後3日を合わせた7日間のことを「彼岸」といいます。秋と春の二度あるお彼岸ですが、仏教用語で正しくは到彼岸(とうひがん)、つまり苦悩に満ちた世界であるこの世・此岸(しがん)を離れて、迷いのない悟りの境地であるあの世・彼岸に至るという意味で、日本では、先祖のいる極楽のある真西に陽が沈む日が最も極楽に通じやすい日と考えて、お墓参りをして先祖の霊を供養するようになったといわれています。

秋分の日は春分の日と同様に太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さが等しくなる日ですが、春分の日よりも昼の平均気温は10度程高く、まだ夏の気配が残ります。この日を境に夜の方が長くなり、空気が乾燥して呼吸器症状が出やすい季節となります。そんな、残暑が残りながらも乾燥が気になる秋にお勧めの食材は梨。

梨は、弥生時代にはすでに食べられていたという日本古来の果物で、クエン酸やリンゴ酸、アスパラギン酸が豊富で、疲労回復に役立ちます。また、蛋白質分解酵素・プロテアーゼを含んでいますので、消化を助ける働きがあります。

東洋医学的には、梨は体を冷やしながら呼吸器を潤す食材と考えられていて、夏の疲れを取って風邪を予防する効果が期待できます。

今回は、梨の蛋白分解酵素を生かして、焼き肉のたれをご紹介しましょう。

材料(3〜4人分)

焼肉の自家製たれ(梨入り)97kcal(タレのみ)

  1. 梨(中)  1/2個
  2. にんにく  1片
  3. たまねぎ  20g
  4. しょうが  20g

 

  1. みりん  10cc
  2. 酒  10cc

 

☆調味料(A)☆

  1. 七味唐辛子  少々
  2. しょうゆ  100cc
  3. 砂糖  10g
  4. レモン汁  15cc

作り方

  1. 梨・にんにく・たまねぎ・しょうがを刻む
  2. 1にみりんと酒を入れミキサーにかける
  3. 鍋に入れ調味料(A)を加える
    アクを取りながら5〜10分煮詰める
  4. 火を止めるまえにレモン汁を入れる