セリのナムル(2人分)
4月20日は穀雨。 春の最後の節気です。柔らかく暖かい春雨が百穀を潤し、八十八夜、立夏へと向かい、美しい新緑の季節へと誘います。 そんな芽吹きの春は、私たち人間も気(生命エネルギー)が上へと向かって上昇するため、のぼせ・頭痛などの症状が出やすくなります。そのため、気を降ろす作用のある食品を摂るようにしたいもの。その代表は、セリやセロリ、三つ葉、ミントなど香りの豊かな野菜、タラの芽や山椒などの山菜です。 というわけで、今回の美味しい食材は、セリ。 セリは春の七草にも入っていて、古くから食べられてきた野草のひとつ。βカロテンがたっぷりと含まれています。βカロテンは体内でビタミンAに変換され、活性酸素を抑えて動脈硬化や心筋梗塞などを予防するとともに、皮膚や粘膜の細胞を正常に保ち、免疫力を高める働きもあります。 また、セリ特有の香りの元はオイゲノ―ル・ピラジンなどの成分です。オイゲノールには鎮静効果が、ピラジンには血液凝固抑制や肝機能強化といった嬉しい作用も備えています。 今回は、シンプルでおいしいセリのナムルをご紹介しましょう。 材料
作り方
|