鶏肉のココアソース煮
2月3日は節分。 新年を迎える前日・大晦日に、除夜の鐘をついて煩悩を払い清らかな心で新年を迎えるように、新しい春を迎える立春の前日である節分には、 体に溜まったけがれを豆まきで清め、ヒイラギの小枝にイワシの頭を刺したものを軒下に飾って災いが家内に入り込むのを防ぐ習慣があります。 そして、2月4日・立春は、「寒さがあけて春に入る日」いわば春の初日で二十四節気の最初にあたります。 春は陽気が成長し、「肝」の働きが盛んになって精神・情動の活動が上昇し、興奮しやすい時期でもあります。 今回は、「肝」の現代医学的意味のひとつである「肝臓」にやさしい物質として有名な抗酸化物質・ポリフェノールのお話をしましょう。 ポリフェノールといえばフレンチパラドックスで知られる赤ワインが有名で、動物性脂肪が多い食事の割にフランス人に虚血性心疾患が少ないのは、赤ワインの効果だといわれています。 でも、ここでご紹介するのはカカオ。ココアやチョコレートの原料となるカカオ豆に含まれる「カカオマスポリフェーノール」は、赤ワインに含まれるポリフェノール以上に抗酸化作用が強いと言われています。 その効用も多岐にわたり、悪玉コレステロールの発生を防いで血液をサラサラに保ち、アレルギー症状の緩和やストレス解消の効果も認められています。 また、食物繊維も多く、不溶性食物繊維の一種であるリグニンには、便秘予防・有害物質除去・コレステロール低下作用があります。 さらに、ココアの脂質には、酸化しにくくコレステロール低下作用のある一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸も多く含まれています。 ただし、チョコレートには砂糖や脂質が多い(板チョコ1枚400kcal)ので、料理には無糖の純ココアを使うとよいでしょう。 材料
作り方
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