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ニラそば(2人分)


3月6日は啓蟄。
啓蟄とは、土の中で縮こまっていた虫が穴を開いて動き出すという意味で、この時期は、一雨降るごとに気温が上がり、日差しも徐々に暖かくなってきますが、今年は結構寒いですね。

風邪やインフルエンザがまだまだ心配な季節、ぜひ取り入れたい食材がニラ。

東洋医学的には、ニラは身体を温める作用があり、βカロテン、ビタミンB群・C・Eがバランスよく含まれていて、特にビタミンAの予備軍であるβカロテンが豊富なことが特徴です。ビタミンAは強い抗酸化力を持っていて、皮膚や粘膜を正常に保って外部からのウイルスの侵入を防ぎ、免疫力を高めます。

また、ニラには疲労回復に欠かせないビタミンB1が多く、さらにビタミンB1を体内に長くとどめて効力を持続させる硫化アリルも豊富です。

ビタミンB1は、糖質からエネルギーを作るために欠かせません。硫化アリルはニラ独特の香りのもとで、ビタミンB1の吸収を高める効能があり、血液をサラサラにして血栓を防ぐ効果があります。ビタミンB1が多い食品には、豚肉やレバーなどがあり、ニラ料理でよく知られる”レバニラ炒め”は、硫化アリルの働きを利用したスタミナ料理といえるでしょう。

今回は、食物繊維が豊富なニラとキクラゲを使って、身も心も温まる熱々のニラ蕎麦を作ってみました。

材料(2人分)

ニラそば  406kcal(1人分)

  1. そば麺(乾麺)   200g
  2. ニラ        1束
  3. 黒きくらげ     3〜5枚
  4. しょうが      10g

 

スープ

  1. 干し椎茸      中1枚
  2. 鶏ガラスープの素  大さじ1
  3. こい口しょうゆ   小さじ2
  4. 砂糖        小さじ1
  5. オイスターソース  小さじ1
  6. ごま油       小さじ2
  7. にんにくすりおろし 小さじ1
  8. 湯         600ml
  9. 塩         適宜
  10. こしょう      少々

 

作り方

  1. ニラは4〜5cm、きくらげは食べやすい大きさに切り、しょうがはすりおろす
  2. そば麺をゆでて、水気を切る
  3. スープの調味料にきくらげ・しょうがと、うす切りにした干し椎茸を入れて火を通し、味をととのえる
    (好みでにんにくを加える)
  4. にらはごま油でさっと炒めておく
  5. 器に麺を盛り付け、ニラとスープを盛り付ける