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焼き茄子と茗荷のカルパッチョ風(4人分)


7月23日は大暑。

一年でもっとも暑い時で、冷たい物を飲み過ぎたり食欲が低下したりして、夏バテになりやすい時期でもあります。今回の美味しい食材は、そんな蒸し暑い酷暑に清々しい香りで食欲を増進してくれる茗荷です。

茗荷はショウガ科ショウガ属の多年草で、開花前の若い花穂を食しますが、夏茗荷はまさに今が旬。冷奴や素麺などの薬味にも使われ、独特の香りと食感が食欲を増してくれます。この香りはアルファピネンという精油成分で、発汗・血流改善・消化促進作用があり、眠気覚ましの効果もあります。

また、茗荷の辛味成分・ミョウガジアールには抗菌作用もあるため、口内炎や喉の痛み、夏風邪の予防も期待できます。その他にも漢方では、不眠症や生理不順などに良いとされています。

脇役になることが多い茗荷ですが、今回は焼き茄子と茗荷をカルパッチョ風に仕上げてみました。

材料

  1. 茄子(中ぐらいのもの) 4個
  2. 茗荷 3個
  3. トマト 1個
  4. あさつき(小口切り) 適量

 

  1. ☆バーニャカウダ風ソース☆
    ※作りやすい分量
  2. ニンニク 50g
  3. 牛乳 1/2カップ
  4. 水 1/2カップ
  5. アンチョビ(フィレ) 50g
  6. オリーブ油 大さじ3〜4
  7. 塩胡椒 適量

作り方

  1. バーニャカウダ風ソースを作る。ニンニクは芯を取って鍋に入れ、牛乳と水を加えて中火にかける。沸いたら弱火にし、ニンニクが柔らかくなるまで茹でる。目の細かいザルに取り、茹で汁は捨てる
  2. 1の鍋にニンニクを裏ごしして入れ、アンチョビも同様に裏ごしする(刻んでもよい)。オリーブ油を加えて混ぜながら火にかけ、ひと煮立ちさせる
  3. 茗荷は2つ割りにし、薄切りにする。トマトは薄めに切る。
  4. 焼き網を熱し、茄子を載せて皮が黒く焦げるまで焼く。水に取って皮を剥き、軽く水気を絞ってから食べやすい大きさに切る。
  5. トマト、茄子、茗荷を盛り付けて軽く塩を振り、ソース、あさつき、黒胡椒を好みでかける

 

※バーニャカウダとは、ニンニク、アンチョビ、オリーブ油などで作るディップ状のソース。茹で野菜やパンにつけて食べると美味! 冷蔵庫で2週間保存可能です。