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イワシのつみれ汁(2人分)


10月8日は寒露。冷気によって露が凍りそうになる頃とされ、朝夕はめっきり涼しくなって空気の乾燥も気になる時期ですが、今年は10月になっても各地で真夏日を記録するなど、異常に暑い晩秋となっています。

そんな、季節外れの暑さと寒暖差で体調を崩しやすい今、お勧めの食材は良質の蛋白質と脂質に富んだイワシ。

青背の魚の中でもイワシにはEPAやDHAといった不飽和脂肪酸が非常に多く、血中のコレステロールを減らし、脳の働きを活発にするなど、生活習慣病の予防や老化防止に効果があります。さらに、コレステロールの代謝促進や肝機能強化に優れた効果を発揮するタウリン、細胞の再生や皮膚や髪を作るのに必要なビタミンB2が豊富で、貧血を予防する鉄分のほか亜鉛やカリウムなども多く含まれています。

また、骨を作り骨粗鬆症を防ぐカルシウムと、カルシウムの吸収を助けるビタミンDがともに豊富で、成長期の子供や中高年にお勧めの食材です。

ただし、イワシに含まれるEPAやDHAなどの脂肪酸は酸化されやすいので、β-カロチンやビタミンC・Eなどの抗酸化ビタミンを含む食材と一緒に新鮮なうちに調理して食べると良いですね。

というわけで、今回はイワシとネギ・生姜などを使ったつみれ汁をご紹介しましょう。

材料(2人分)

鰯のつみれ汁  151kcal

  1. イワシ    2尾
  2. しょうが   適宜

 

☆調味料(A)☆

  1. 酒    3cc
  2. 塩    0.2g
  3. 小麦粉  小さじ1

 

  1. ごぼう    15g
  2. 長ネギ    10g
  3. 昆布     適宜
  4. 水      適宜
  5. しょうゆ   2cc
  6. 酒      少々
  7. 塩      0.5g

作り方

  1. 鰯は頭を落として内臓を取り出す
    塩水で洗って水気を取り手開きする
    骨と皮を取り一口大に切る
  2. 下処理した鰯とおろし生姜・(A)をフードプロセッサーにかける
  3. ごぼうはささがきに切り水にさらす
  4. 長ネギは小口切りにする
  5. 鍋に水と昆布を入れ15分ほど置く
    火にかけ沸騰する直前に昆布を取り出す
  6. (2)を丸めて(5)のだしに入れ火を通す
  7. ささがきごぼうを加えて火を通して味を整える