漢方専門医 Dr.CaCo(ドクターカコ)

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03-ヒプノの時間【心のむくみ】

皆様いかがお過ごしですか?今年の冬は本当に寒いですね。
私も、かつて体験したことのない「冷え」の脅威に驚いています。

寒い冬は身体を動かす機会が減るので、冷えても仕方がないと半ば諦めモードでした。
しかしラジオ収録の際、血めぐり先生Dr.Cacoより「夏こそ冷え対策が重要」と伺いビックリしました。
暑い夏、冷房で身体を冷やし過ぎてしまうところからすでに始まっているのだとか。

この冬、食事にはなるべく生姜やにんにく等を加え、普段の飲み物もホットドリンクに変えました。身体の内側からポカポカする感覚が確認できると、不思議と気持ちがホッとしますね。  改めて予防の大切さを実感しています。

さて皆様は、「むくみ」は「冷え」など血行障害が主な原因だとご存知ですか?
特に原因となる病気がない、いわゆるむくみは、冷えなどにより血流が滞って水分が部分的にたまってしまった状態で、自分でできる対処法はマッサージや入浴などで血流を良くして余剰な水分を出す事だそうです。

 今回はこの身体の「むくみ」を「心」に当てはめて考えてみようと思います。

私たちは日々様々な感情を持ちながら生活しています。
褒められれば「嬉しい」ですし、怒られれば「悲しい」ですね。「苦手」や「好き」などの感情もあります。
私のお友達に、「あの時あの人にこんなことを言われて腹が立った」「いつも馬鹿にされているようで悔しかった」と、昔の出来事を鮮明に憶えていて「怒り」の感情をずっと抱えている人がいます。本人は日々を楽しく穏やかに、笑って過ごしたいと望んでいるのですが‥‥。

不平や不満を口にするのが悪い訳ではありません。
ただ何度も繰り返し口にするというのは、その度に忘れたい出来事を鮮明に思い出し、当時の嫌な思いを再体験していることにります。

忘れたい想いをそのまま抱えていると、気が付くといつも誰かを批判していたり、自分に自信が持てなくなっていったり等、怒ったり落ち込んだりを繰り返し、思考がどんどんネガティブな方へと傾いていきます。負の感情が滞っていき、いわゆる心がむくんだ状態になってしまいます。  心のむくみを放っておくと、いつも心に何かを抱えている、気分がスッキリしない状態になります。気がつくと心は元気をなくしてしまい、食欲や消化、睡眠に影響するなど、身体にも症状が現れる場合があります。

楽しいことを手放しで楽しい!と感じる為にも、心の中にある悩みや心配事を出来るだけ小さいうちに取り除いておくことが大切です。
辛く悲しい想いの長期保存は禁物です!長くひとりで溜め込まず、誰かに相談するなど、想いに納得していかなければなりません。

一日の終わり、お休み前のリラックスタイムには今日あった楽しい出来事だけに想いを向け、「嬉しい、楽しい」気持ちで心を満たしながら、スッキリした気分で新しい朝を迎えたいですね。

もし、どうしても手放せない想いがある、いつも心が同じ負のスパイラルに陥ってしまう、という方はどうぞご相談下さい。
セラピーがお役に立てればと思います。  まだまだ寒い毎日。心のむくみ早期解消で、心身ともに温かく元気にお過ごし下さい。

 セラピスト Rica