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カボチャ|丸ごとカボチャのグラタン


10月23日は霜降。
朝露が寒さで凍って霜が降りる頃とされ、「萩の花、尾花(ススキ)、葛花、撫子の花、女郎花、また藤袴、朝顔の花(桔梗)」と、山上憶良が万葉集で秋の七草を詠んでいますが、春の七草と異なり、こちらはもっぱら観賞用のようです。

さて、ハロウイーンも間近の今回の美味しい食材はカボチャ。

カボチャは夏が旬の野菜ですが、夏に収穫される野菜としては珍しく、身体を温める温性の緑黄色野菜。
昔は秋の収穫が終わった冬場は野菜が少なく、特に緑黄色野菜が不足しがちのため、長期保存できるカボチャが重宝されました。

カボチャには、体内でビタミンAになって粘膜を強くするβ‐カロテンのほか、ビタミンC、ビタミンEが豊富で、3つ併せてビタミンAceと言われるくらい免疫力アップに効果的。
この時期にカボチャを食べることは、野菜不足を補い、風邪を予防して冬を健康にすごすための伝統的生活の知恵だったんですね。

ここでは、子供たちも大好きなチーズと合わせて、ハロウイーンパーティーにもピッタリのカボチャのグラタンをご紹介しましょう。

材料(4〜5人分)

丸ごとカボチャのグラタン   649kcal(1人分)

  1. カボチャ        大1個
  2. 玉ねぎ         大1個
  3. クルトン        フランスパン 1/2本
  4. オリーブオイル     大さじ1
  5. バター
  6. ナツメグ・シナモン・白胡椒・ブイヨン   適宜
  7. チーズ(エメンタール  100g
       (グリエール   100g
  8. 生クリーム       1カップ
  9. 塩           適宜

作り方

  1. 大きめのカボチャをなり口7:3に切って蓋と身に分け、中の種とワタをきれいに取り除く。
  2. 玉ねぎ大1個をオリーブオイルでキツネ色になるまで炒め、バター・ナツメグ・シナモン・白胡椒・ブイヨン(野菜だし)とクルトンを加える。
    ※クルトン(フランスパンをオーブンでカリカリにした物)
  3. さらにしばらく炒め、チーズをおろしたもの(エメンタール・グリエール)と生クリーム  を加え、よく混ぜて塩味を調えたら火を止める。
  4. 中身を取り除いたカボチャの中に(3)を詰めカボチャの蓋をしてオーブンで焼く。
  5. カボチャに串をさして、すーっと串が通れば出来上がり。